はじめに
今回ご紹介する映画は、何度も何度も繰り返される時間や空間を描いた物語です。
現実なのか、夢なのか。
または別世界なのか…
出口が見当たらない、謎に満ち溢れたミステリーの中で垣間見える人間模様にご注目!
ぜひ本記事を最後までご覧いただき、映画選びの参考になれば幸いです。
視聴可能な動画配信サービスのご案内は2024年1月の情報なので、詳しくは各サービスにてご確認下さい。
No.1:パラドクス(2014年)
●監督:イサーク・エスバン
●脚本:イサーク・エスバン
●キャスト:ラウル・メンデス / マグダ・ブルゲンヘイム / ウンベルト・ブスト / エリック・トリニダード・カマチョ / エンリケ・メンドーサ / エルナン・メンドーサ / ナイレア・ノルンド
非常階段で、兄弟2人の犯人を追う刑事。
9階から1階に降り、さらに1階から下に降りるとまた…9階に?
出ようとするが、出口が開かない。
この非常階段何かがおかしい。
一方で、車で出かけている4人家族の風景が映し出される。
どれだけ車を走らせても同じ道に帰ってきてしまう…
一体どうなっているのか?
そんな、抜けられない空間に陥ってしまう2つの物語が交互に進んでいくループ系の映画。
ミステリー映画が好きな人に、ぜひおすすめです!
No.2:パーム・スプリングス(2020年)
●監督:マックス・バーバコウ
●脚本:アンディ・シアラ
●キャスト:アンディ・サムバーグ / クリスティン・ミリオティ / カミラ・メンデス / メレディス・ハーグナー / J・K・シモンズ
目が覚めるといつも、結婚式当日の朝…
結婚式に参加していた男女2人が、永遠に結婚式の日を繰り返すというタイムループ映画。
ループに陥ってしまったことに悲観的ではなく、自由になった気分でこの状況を楽しむという他のループ系映画とは雰囲気の違う作品。
ラブコメディなので明るく楽しめる映画なので、ぜひご鑑賞下さい。
No.3:ビバリウム(2019年)
●監督:ロルカン・フィネガン
●脚本:ギャレット・シャンリー
●キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ / イモージェン・プーツ / セナン・ジェニングス / アイナ・ハードウィック
規則正しくズラっと建ち並ぶYonder(ヨンダー)と呼ばれる住宅街に、新居探しで内見に来たカップル。
特に2人はそこにあまり興味がなく、不動産屋の営業による強引な案内で立ち寄っただけなので、さっと終わらせるつもりだった。
そして、庭を内見している時に気がつけば営業の者が居なくなったので2人は今のうちに帰ろうと決断し、内見している家を抜け出して車を走らせるのですが、どうやら同じ道をぐるぐるしているような…
どこを曲がっても、最終的には内見していた家の前へ辿り着いてしまう。
2人はこの空間に閉じ込められてしまったのか?
No.4:ワン・モア・タイム 〜あの日、あの時、あの私〜(2023年)
●監督:ヨナタン・エツラー
●脚本:ソフィ・フォースマン / トーヴェ・フォースマン
●キャスト:ヘッダ・スティールンステット / ミリアム・イングリッド / マクスウェル・カニングハム / エリノア・シルヴェスパレ
18歳の頃の輝かしい毎日が忘れられず、戻りたいと願う40歳のアメリア。
そんな矢先、バスに轢かれてしまった。
アメリアは奇跡的になんとか一命をとりとめたようなのだが、目を覚ますと…
18歳の誕生日の日にタイムスリップしていた!
何度も何度も18歳の誕生日の日を繰り返し過ごしていく中で、現代に帰れる方法を探しつつも過去では気づかなかった大切なものがあった。
No.5:明日への地図を探して(2020年)
●監督:イアン・サミュエルズ
●脚本:レヴグロスマン
●キャスト:キャスリン・ニュートン / ジョシュ・ハミルトン / アル・マドリガル / カイル・アレン / クリオ・フレイザー / アンナ・ミカ / ジャーメイン・ハリス
ずっと同じ毎日を過ごしているマーク。
次の日も、また次の日も目が覚めると「今日」になっている…
まるで、自分以外の皆は寝ているかのよう。
街で誰が何をするか、何に困っているか、何を話すかはすでにわかっている。
なぜなら、「今日」を何回を過ごしているから。
そんなマークはある日、同じ境遇かもしれない一人の女性を見かけた。
一体彼女の正体とは?
ミュージックビデオのようなオシャレな世界観が見どころの本作は、Amazonオリジナル作品。
タイムループの中にいるからこそ見える世界が、素敵に思える映画です!
No.6:ビフォア・アイ・フォール(2017年)
監督:ライ・ルッソ=ヤング
脚本:マリア・マジェンティ
キャスト:ゾーイ・ドゥイッチ / ハルストン・セイジ / エレナ・カンプーリス / ジェニファー・ビールズ / ディエゴ・ボネータ / ローガン・ミラー / アリッサ・リンチ / ニコラス・リー / シンシー・ウー / メダリオン・ラヒミ
女子高校生サマンサは、友人とパーティーの帰宅途中に事故で命を落としてしまう…
だが不思議なことに、その日の朝に逆戻り。
「変な夢でも見たのか?」と思ったが、来る日も来る日も迎えるのは事故の日の朝。
人生最後の日を繰り返す中で、サマンサが気がついたものとは?
普段周りに意地悪だった女子高生が、タイムループにハマってしまったことをキッカケに、思いやりを取り戻していくといった物語。
人間関係について考えさせられたり、温かい気持ちになる映画ですので、ぜひご鑑賞下さい!
No.7:ハッピー・デス・デイ(2017年)
監督:クリストファー・ランドン
脚本:クリストファー・ランドン / スコット・ロブデル
キャスト:ジェシカ・ローテ / イズラエル・ブルサード / ファイ・ヴ / ルビー・モディーン / レイチェル・マシューズ / サラ・ヤーキン / ブリー・ラーソン / スラージ・シャルマ / チャールズ・エイトキン / ロブ・メロ / ジェイソン・ベール
見知らぬ男の部屋で目が覚めるほど、自由奔放な女子大生ツリー。
この日はツリーの誕生日なのだが、夜道に何者かに刺し殺されてしまう。
…しかし、気がつくとまた誕生日の朝を迎えていた。
昨夜は何だったのか、悪い夢だったのか?
命を奪われる誕生日の日を何度も繰り返す物語の本作は、ホラーとミステリーとコメディを兼ね備えており、自分を殺した犯人は一体誰なのかを突き止めるべく奮闘する様子が、ユーモアあって面白い。
気が付けば怖さを忘れて楽しめる映画ですので、ホラー映画が苦手な方にもおすすめです!
おわりに
以上、タイムループを描いた映画の紹介でした。
気になる映画はございましたか?
・パラドクス(2014年)
・パーム・スプリングス(2020年)
・ビバリウム(2019年)
・ワン・モア・タイム 〜あの日、あの時、あの私〜(2023年)
・明日への地図を探して(2020年)
・ビフォア・アイ・フォール(2017年)
・ハッピー・デス・デイ(2017年)
見ていると気が遠くなるような感覚になりますが、ミステリアスな世界観に魅了されると思いますので、ぜひご鑑賞下さい。
そして当サイト「FUJI room」では、他にもおすすめ映画の紹介をしておりますので、そちらもチェック!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。